高い周波数の音波を当てて体内の状態を確認するもので、安全で侵襲の少ない検査です。
様々な部位を観察できますが、当院では主に、頸動脈と腹部の観察を中心に定期的に行うようにしており、甲状腺や心臓についても必要時に行っております。
頸動脈エコーでは、動脈硬化プラークの性状評価、腹部エコーでは、悪性腫瘍を含む腹部骨盤疾患のスクリーニングおよび精密検査を行っております。
血管の状態を調べる機器で、動脈硬化評価の基本的な検査としてすでに広く普及している検査です。
手足にマンシェットを巻いて数分間横になっている検査で、短時間でCAVIとABIを同時に評価できます。
CAVIは全身の動脈の硬さから動脈硬化の進展度を評価するもので、結果から血管年齢が予測されます。
ABIは下肢の動脈に閉塞や狭窄などの病変がないかどうかを調べるものです。
体内の筋肉量や脂肪量、水分量などを定量的に分析し、筋肉の量は減ってきていないか、脂肪量は増えてきていないか、体がむくんでいないかなど、人体成分の過不足を評価することができます。
過体重の方の脂肪量変化だけではなく、痩せた方や高齢者において問題になっている、サルコペニア（筋肉量の減少および筋力の低下）の評価に必要な検査になります。
腕の握る力、握力を調べます。
痩せた方や高齢者において問題になっている、サルコペニアの評価に必要な検査になります。
心臓からでる電気信号を捉えて計測することで、狭心症などの虚血性心疾患や不整脈、心肥大などの検出を行います。
健康診断でも広く行われているものです。
糖尿病の患者さんでは無症候性の虚血性心疾患も多いので毎年定期的に行って経過観察しております。
この心電図のほかに、当院には24時間の心臓の様子を観察するためのホルター心電図もあります。
ご自宅で普段通りの生活を行いながら持続的にモニターしますが、狭心症の疑いや不整脈の検出があった際に利用しています。
血圧や脈拍数を測定します。
このほかに、当院には24時間の血圧や脈拍の変動を観察するための24時間血圧計（ABPM）もあります。
ご自宅で普段通りの生活を行いながら持続的にモニターしますが、就寝中の血圧測定が必要であったり、ご自宅での血圧変動の詳細が必要な際などに利用しています。
肺炎や肺がんを含む肺疾患や、心不全などの心疾患の評価の際に利用されます。
当院では定期的に行うようにしております。